私は当初、息子3人抱える普通の主婦のパートとしてティーエム物流でお仕事をしていました。会社といっても個人が各々の考え方で仕事をし、何かと言っては足の引っ張り合いや責任の押し付け合い、文句ばかりで約束事も決まり事も誰も守らない、そんな状況でした。トラック免許を持っていない素人の私には、ドライバーのイメージは決して良いものではなく、毎日誰とも関わらないように自分の仕事だけこなして帰る日々でした。
けれど、時間を重ねる中で、ドライバーの生活があまりにも自分の常識とかけ離れていることに気づきました。ドライバーは過酷な仕事にプライドを持っている一方、待遇も悪く、生活も荒んで見えました。もう少し仲間意識を持てないのか、辛い中にも楽しく明るく仕事ができないのか、会社の未来に夢を持たず、嫌なら辞めるの腰掛け状態を脱せないのか、素人だからこそ気づけたことかもしれません。
代表取締役となった2017年(平成29年)から、社長として私自身に課したことは2つでした。
この2つに全力で真面目に取り組んで参りました。
具体的には、新車の導入、セノプロプロデュースのカスタム車の購入、事務所の改装、車庫のアスファルト整地、等ひとつずつ目標をクリアする毎にドライバーのモチベーションにも変化が見えてきました。会社の為に、と言ってくれたり、誰かが困っているなら僕がと言ってくれたり、仲間意識の高まりを感じられるようになりました。軽自動車に乗ってる私に僕らが社長にレクサス乗せてあげようと言ってくれたり(笑)、社長冥利に尽きます。
明日何をやるか、次に何が出来るか、まだまだたくさんみんなで夢を見ようと思っています。